どのような傷跡が残るのか
タトゥーの切除は柄に合わせて切っていくのではなく、柄より少し大きめに切って縫合します。
その為、一つ一つのタトゥーに合わせて切るデザインを考えて施術が行われます。
時には敢えてジグザグに切る事で、却って仕上がりもきれいで治りが早くなるという場合もあります。
いずれにせよ、医師の経験と技術次第で傷跡には違いが出てきます。
仕上がりの差は医師のスキル次第
タトゥーの切除を行った場合にはまず傷跡が残ってしまいますが、傷跡が大きくはっきり残ってしまう場合とあまり目立たなくなる場合があります。
何故そのような違いが出てくるかというと、一つに医師の腕の差があげられます。
切除の際に切る形にもセンスが問われ、切った後の皮膚をひっぱり寄せて縫合するのにも技量が必要です。
この時経験の浅い医師や技能のあまり高くない医師が施術を行うと、傷跡が不自然に盛り上がったりいびつな形で残ったりしてしまいます。
ずっとこのまま?赤く腫れあがった大きな傷跡
切除直後は驚くほど真っ赤に腫れあがり痛みも伴います。
傷跡も大きく目立つので、ずっとこのままだとどうしよう、失敗したのではないか、等と不安に思われる方も少なくありません。
これらの傷は時間がたつにつれだんだん色も落ち着いて目立たなくなっていきます。
目立たなくなるまでにどれくらいかかるかについては個人差もありますが、おおよそで半年前後は見ておく事が必要です。
傷口が開いてしまったり感染症にかかってしまったりした場合は再び傷が塞がって落ち着くまでにもう少し時間を要する場合もあります。
よく動かす箇所の場合傷跡も目立ちやすくなる事が
肩から上腕のあたりや腰といった大きな動きをする事が多い箇所は、動きに傷跡や周辺の皮膚が引っ張られる為に傷跡が広がりやすくなっています。
その為、施術直後は特に施術を行った辺りをあまり動かさないように気をつける必要があります。
日焼けにより傷跡が目立ってしまう場合もあるので、日焼けにも注意しましょう。